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2008年01月現在
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ニジェールプロジェクト沿革
| 2005年8月 |
アムルトインターナショナル ニジェールにて活動開始 |
| 2005年10月〜 |
ユニセフ、WFPとパートナーシップ締結
ブザ県にて栄養補助食配給開始
配給と同時に簡単な栄養保健衛生指導実施 |
| 2006年3月 |
栄養失調児削減のための栄養保健衛生指導内容の充実および農業指導プロジェクト実施を検討 |
| 2006年5月 |
アムルトジャパンスタッフ第1回現地訪問調査実施
現状調査および保健衛生・栄養指導内容の充実、農業指導のニーズ調査 |
| 2006年6月 |
生きる“ちから”を送ろう!プロジェクトの一貫として、地域リーダーおよび母親に対する保健衛生・栄養指導実施計画検討 |
| 2006年9月〜 |
栄養補助食配給プロジェクトを2007年9月まで延長決定
アムルトジャパンスタッフ第2回現地訪問調査実施
ブランケットフィーディング開始
生きる“ちから”を送ろう!プロジェクトの一貫として保健衛生・栄養指導者養成プロジェクト準備開始 |
| 2006年9月 |
具体的な保健衛生・栄養指導実施計画立案 |
| 2006年10月~12月 |
WFP提携によるブランケットフィーディング(3歳以下の全ての子供に食糧を配給する集団配給活動)開始。11,954人の子供に配給完了。 |
| 2007年1月~2月 |
ボランティア調整員を派遣。母子保健研修及び食糧確保のための菜園作り事業立案を目的とした調査を実施 |
| 2007年6月 |
アムルトジャパン申請の「ニジェール栄養失調児支援事業」 平成19年度 国際ボランティア貯金寄附金配分事業および(財)日本国際協力財団の助成決定。 |
| 2007年9月〜 |
アムルトジャパンがタウア州タマ地区、カルフォネ地区で生きる“ちから”を送ろう!プロジェクト事業を開始 |
現在の活動の様子
1)栄養補助食配給プロジェクト
人口32万人のブザ県にいる約13,000人の栄養失調児を対象に栄養補助食配給活動を実施しています。2006年からスタートしたこのプロジェクトは、ブザ県4つの保健センターが管轄する59の村に住む乳幼児を対象に行われています。各地域で定期的な身体測定を行い、標準体重・身長に満たない栄養状態の悪い子どもたちを発見し、リストに登録します。登録された子供たちは栄養補助食の受給対象者になり、更に重度の栄養失調児は、管轄の治療センターへ搬送され、治療を受けます。2007年度も配給地域を拡大し、活動を継続しています。
配給は2週間に1度、20カ所の配給ポイントで行っています。配給の際には、その都度身体測定が行われ、子どもたちの栄養状態が改善されているかをチェックします。改善されていない場合は、引き続き栄養食の配給を受けますが、状態改善が見られない原因を突き止めるのもアムルトスタッフの仕事です。
<2006年度実績>
| 配給地域 |
登録人数 |
健康改善が認められた人数 |
| ブザ県 カルフォネ、ブザ、タマ、アラカイの各行政区 |
5,978人 |
5,073人 (登録者の85%) |
栄養食配布だけでは栄養失調児が減らない理由
*母親の育児に対しての知識不足
*多産傾向
*不衛生な飲料水・住環境問題
*食糧不足の慢性化
*慢性的な貧困
ニジェールの農村部では、若くして結婚、妊娠、出産をする女性が多く、多産の傾向も強くあります。出産後1年も立たないうちに次の子供を妊娠したり、一夫多妻の家族の中で妻同士が競い合って子供を作ったり、という状況も珍しくありません。このような原因から、乳児ひとりひとりに十分な育児を行えない母親の増加や子供に食糧が行きわたらないという現象がおきています。また、子どもの頃から家の手伝いに追われ、そして若くして結婚する女性たちは、就学する機会もなく生活するための手段や知識が不足しています。そのため、不衛生な水やレモン水を乳幼児に飲ませたり、配給された栄養食を必要としている子どもに与えなかったりということが、育児に対しての知識不足から起こります。多くの栄養失調児は食糧不足によって栄養不良となり、それが原因で死亡するよりも栄養不良による体力の低下からマラリア、コレラなどの感染症で死亡するケースが多くなっています。
母親が子どもの健康状態を理解、把握し、適切な対処を施し子どもたちの命を守る術を身につけることで、栄養失調児の削減に大きく貢献できると期待できます。
栄養失調児をなくすには…
13,000人の子どもたちに栄養食を届けることを目指し、配給活動は、2009年まで継続予定です。これまでの活動で培った経験とアムルトジャパンのスタッフが現地カウンターパートと実施した現地調査から、まず母親たちに育児の正しい知識を与え、理解してもらうことが重要であるという結論に達しました。
そこで、栄養失調児の発生率が比較的高い人口約48,000人のカルフォーン地域の保健指導員の協力を得、各村において保健衛生・栄養指導を徹底し栄養失調児減少を目指す生きる“ちから”を送ろう!プロジェクトを実施します。
生きる“ちから”を送ろう!プロジェクトとは…
プロジェクトの始まりは保健衛生・栄養研修の指導者(リーダー)の養成から
母親たちが子どもの健康状態の管理を持続的に行うには、食習慣、不衛生な飲料水と住環境など、長い時間を掛けて農村部に根付いている習慣や伝統を少し変える必要性も発生します。そのためには、活動地域で生活し、その生活習慣を十分理解している人たちを、保健衛生・栄養研修の指導者(リーダー)として養成することから始めます。
地域のリーダーによる母親たちの研修
その後、保健指導員とともに研修を修了したリーダーが、それぞれの村で栄養失調児を抱える母親に対し研修を実施していきます。同じ村で生活するリーダーは、母親たちの生活を観察することができると同時に、必要なアドバイスを与えることができます。
母親に対しての研修は、5回〜10回(フォローアップ研修を含む)を予定していますが、期間中にモニタリングを強化し、状況に応じて内容や実施回数の見直しを随時行います。これにより、より地域のニーズと環境にあった指導を行います。
大切なことは…
活動において懸念されることは、外部からの支援が終わった後、同じように母親たちが得た知識を活用し続けられるかという点です。母親たちが知識を活用し、かつリーダーや他の母親たちと協力し育児を行い、生活環境を整える体制つくりを持続して行うためには、リーダーとなる人材の選択、そしてリーダーをサポートする保健指導員との協力体制の確立が重要です。
2)ブランケットフィーディング
ブランケットフィーディングは、栄養不良の子どもたちが特に多い地域で、集中的に食糧配給を行う支援活動です。食糧は健康状態に関わらず、3歳以下の子ども全てに配給されます。
アムルトニジェールでは、世界食糧計画との契約のもと、ブザ県のブザとマダワ地区を中心にブランケットフィーディングを行っています。地理的にアクセスの悪い地域では外部からの支援も入りにくく、栄養不良の子供たち多くいます。そのような地域での活動は、アムルトのスタッフがベッドマットを車に積みこみ、2、3日野宿のような状態で、不休の配給活動を行っています。
| 実績 |
配給人数 |
配給エリア |
| 2006年9月~11月 |
11,954人 |
ブザ、マダワ地区 52の村と地域 |
| 2007年6月~8月 |
43,281人 |
ブザ、マダワ地区 12の地域 |
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