スリランカ3ヶ月滞在の締めくくり この3ヶ月で私がスリランカで学んだ事は限りがない。まず開発学を大学で専攻し、発展途上国が面する問題などを教科書から学んでいた私にフィールド、そして論理と現実の大きなギャップに気づかされ、フィールドに直接参加させてもらいその大きなギャップを逆に埋められたような気がする。もちろん生計復興だけに関わらず、他の開発プロジェクトに接する上でプロジェクト計画をするには論理は重要なことである。しかし一方で現実的に考えフィールドでその計画した事が全て上手くいくとは限らない。現実と論理のギャップに直面し、あきらめるのではなく、上手く自分自身でバランスを取りながら復興計画に携わらなければならないと学んだ。 生計復興プロジェクトは沢山の人々や団体によって支えられている。資金提供者(ドナー)の意向を踏まえた上でプロジェクトをデザインし履行しなければならない。その限度の中でも自分自身で柔軟に物事の見方を変える事も可能である。 フィールドスタッフから学んだ事はフィールドで受益者と接する上で個人個人の性格を理解し接していかなければならないという事であった。言葉が通じないからこそ大切な事である。 この3ヶ月の間で今私に欠けている物を気づかせてくれた。例えばプロジェクト資金をどうやり繰りするかやマネジメントや経理、これらは大学では学ぶ事ができない、だが開発や復興プロジェクトに関わっていく上で必要不可欠な能力だと気づかされた。 津波被害にもめげず元気な受益者や、同じ意思を共有するアムルトスタッフに出会い、これから大学に戻りまた教科書から勉強する日々が始まるが、以前とは違った形で教科書に向かえると思う。もちろん大変な事もあったが、そんな経験も含め私を一回り大きくしてくれたこの経験を下さった人々に心から感謝したい。 この場をかりてアムルトインターナショナルスタッフそして受益者や私がスリランカで関わった全ての方々にお礼を申し上げたい。 私のこのレポートが間接的ではあるがスリランカの津波被害者の様子を少しでも日本の方々に理解していただく機会になったら幸いである。